川口織物

滋賀県愛知郡秦荘町

昔懐かしい故郷のイメージが残る家並みが現われました。

( 3月5日。雪上がりの早春の光を浴びた爽やかな一日でした。)

路地裏で、メンコ、べーゴマ、かくれんぼ、缶けり、釘倒し、などで遊んだ記憶がよみがえります。
機屋さんは、その地域の人々に経済的にも精神的にも、信頼される家柄なのです。
川口織物様は近江ちぢみの歴史と伝統を継承しながら、それに新しい発想や技術を加え新商品を開発し続けてております。
過去から現在に至るまでの、貴重な資料の宝庫でございます。


近江ぢぢみの仕上げ工程(手シボ立て加工)

近江ちぢみ産地では、
この工程は専門の設備、技術、経験が要求されますので、
某整理工場が、責任持って行っています。
(代表的な作業工程を抜粋して掲載しています。)

1m間に350回の追い撚りの緯糸を織り込んだ状態(生地幅約45cm)の生機(きばた)を持ち込みます。
最終の生地幅は40cmですので、5cm狭くなった分がシボ立ちとして現われる計算です。

このシボ立ちの伸縮が、体の動きに即応し、着易い生地となっている所以なのです。

★生機
糊を付け、織り易いように固めた糸で織り上げた、そのままの状態の布地。

【毛焼き工程】

生機の状態では、表面に麻繊維の余分な毛羽立ちがありますので、これを、高熱のガスバーナで焼き落とす大事な工程です。

【シボ立て加工台】

横の溝に斜めの溝を組み合わせてあるのが特徴で、これできめ細やかで均一なシボ立ちが生まれます。

【シボ立て作業】

この工程が、近江ちぢみのもっとも重要な工程で、その目的(和服、洋装、インテリア、寝装用)に応じて、揉み方や回数を変えて最適なシボ立ちを作り出す。

【糊抜き工程】

織りやすいように付着していた糊を落とし、綿麻本来のしなやかさと張りのある状態に戻す作業です。

竿干乾燥

年間を通して安定した生地の状態でご提供できるように、室内乾燥を行っています。

★近江地方の1月〜3月は、曇りや雪が多く、天日干しが出来ない気象条件です。しかし、麻織物を織るのには湿度が高いので、糸切れが起き難くいこの時期が最適なのです。

戻る