下川織物
下川織物
久留米絣「八女」のプリンス
枠にとらわれない自由な発想から、「八女紬絣」は変り続けます。
現在二代目(下川富彌)と三代目(強臓)で経営。四代目(浩基)候補は4歳。
30数軒残っている久留米絣織元が筑後市と広川町に集中している中、唯一八女市で生産しています。その地理的環境が生産している絣にも特徴をだしています。その特徴とは、絣の技術を駆使した伝統的な絣をつくる一方で、絣の技術を応用して新しい絣をつくるという相反するような仕事を両立させていることです。いくつか例をあげると、明治時代の布団柄を再現したり、平織りが特徴の久留米絣に織機を改造して絣で柄をだし、織で風合をだした細番手久留米絣(八女紬絣)をつくるなどです。
まだまだ紺白、黒白の柄ばかりが久留米絣だと思われている感がありますが、久留米絣にもカラフルなものがたくさんありますし、同じ厚さ同じ風合のものばかりでなく、四季にあわせて厚さ、風合、色合いをさまざまにつくっているということを消費者の方にわかって頂きたいし、その点をもっと積極的にアピールしていきたいと思っています。
           (三代目強臓氏のメッセージより)
三代目下川強臓氏
昭和46年5月22日生まれ
日本大学商学部経営学科卒

◇伝統技術に、テキスタイル感覚を!

先代から受け継いだ久留米絣の伝統技術と職人魂に、きものを意識しない自由な発想から次々に生みだされる現代感覚にマッチした新しい素材「八女かすり」。『きもの需要を対象にもの作りをしてはいけない』と家業に就くときの先代の言葉。それから8年、始業前の掃除にはじまり織機のご機嫌伺い(なにせ年代もの、新品は生産されていない)そして、自家工場染色(納得いくまでの糸染めと糸の段階での風合を大切にする)と括りかすり専門業者との打ち合わせ、さらに製織の準備である整経、綜絖通し、筬通しを経て織機への取り付けそして製織、最後に製品の味を決定する天日干しと室内乾燥、この一連の作業工程を真剣に取り組んでいます。かすりの郷愁と現代感覚がミックスした「八女かすり」にご期待ください。

糸染機
この機械を導入している機屋さんは少ない。イメージ通りに染めあがるまで何回も染め直す。
絣糸糊抜き
絣糸洗浄
染色を確実にすると同時に、木綿繊維のふっくら感を出す。
初期自動織機
改良自動織機
昭和初期の木綿専用小幅織機。型は古いが木綿にはやさしい、なくてはならない大切な織機。 左記織機より、経糸の上下操作が複雑に、緯糸の種類も複数織り込み可能になり、多様な柄を織ることができる。
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